ハロウィーンレク特集

高齢者施設・デイサービス向け

ハロウィーンレク完全ガイド

制作・飾り付け・写真撮影などを組み合わせて、施設で無理なく楽しめるハロウィーンレクリエーションをご紹介します。

ハロウィーンに馴染みの薄い利用者様にも分かりやすく、10月の季節行事として取り入れるための準備や進め方をまとめました。

高齢者施設・デイサービス向け ハロウィーンレク特集

ハロウィーンは、制作や飾り付けを通して秋の季節感を楽しめるレクリエーションです。
かぼちゃやおばけをモチーフにした作品づくり、施設内の装飾、完成作品との写真撮影など、施設の状況に合わせてさまざまな形で取り入れられます。

一方、高齢の利用者様の中には、ハロウィーンに馴染みがなく、「何をする行事なのか分からない」と感じる方もいらっしゃいます。そのため、仮装や派手な演出を中心にするのではなく、秋の色やかぼちゃの飾りを楽しむ季節レクとして紹介すると受け入れていただきやすくなります。

このページでは、高齢者施設・デイサービスで無理なく実施できるよう、事前準備、会場づくり、当日の進め方、利用者様への声かけやサポート方法を現場目線でご紹介します。

このページで分かること
  • 高齢者施設でハロウィーンを取り入れる際の考え方
  • 10月上旬から当日までの準備の進め方
  • 制作レクを会場装飾につなげる方法
  • 利用者様に分かりやすく伝える声かけ例
  • 当日の内容を無理なく組み合わせる方法
  • 利用者様の状態に合わせたサポートの考え方

高齢者施設で楽しむハロウィーンレク

高齢者施設でハロウィーンを行う場合、本格的な仮装や大がかりな催しを準備する必要はありません。普段の制作レクや施設装飾に、かぼちゃやオレンジ、紫などの色を取り入れるだけでも、10月らしい季節感を演出できます。

利用者様全員に同じ活動を求めず、制作する方、飾り付けを手伝う方、完成作品を見る方、写真撮影に参加する方など、複数の参加方法を用意することが大切です。

秋の季節感を楽しむ

かぼちゃ、落ち葉、オレンジ、黄色、紫などの色やモチーフを使い、10月らしい作品や空間を作ります。

いつものレクに取り入れる

普段行っている制作、クイズ、写真撮影などにハロウィーンの要素を加えるだけでも実施できます。

参加方法を選べる

作る、貼る、飾る、見る、話す、写真を撮るなど、利用者様の状態や好みに合わせて参加できます。

ハロウィーンレクを取り入れやすい理由

  • かぼちゃやおばけなど、形や色が分かりやすいモチーフを使える
  • 制作した作品を施設内の飾りとしてそのまま活用できる
  • 個人制作と共同制作のどちらにも展開しやすい
  • 見るだけ、色を選ぶだけなど、参加方法を調整しやすい
  • 制作後に作品鑑賞や写真撮影へつなげられる

ハロウィーンに馴染みの薄い利用者様への伝え方

ハロウィーンの由来を詳しく説明しても、利用者様によっては分かりにくい場合があります。まずは、その日に施設で何を楽しむのかを簡潔に伝えると参加しやすくなります。

声かけの例

「今日は、かぼちゃを使った秋の飾りを作ります」
「オレンジや紫の飾りで、施設を秋らしくしてみましょう」
「完成した作品を飾って、皆さんで記念写真を撮りましょう」
「作るのが難しいところは一緒にお手伝いします」

「ハロウィーンだから仮装しましょう」と一方的に進めるのではなく、帽子をかぶる、作品を持つ、飾りを見るなど、参加する内容をご本人に選んでいただくことが大切です。

10月上旬から少しずつ準備する

ハロウィーン当日だけに企画を集中させると、職員の準備負担が大きくなります。10月上旬から普段の制作レクとして飾りを作り、完成したものから少しずつ展示すると、無理なく会場を整えられます。

時期
施設での進め方
10月上旬
職員間で実施内容を確認し、制作レクや飾り付けに必要な材料を準備する
10月中旬
普段のレク時間に吊り飾りや壁面装飾を制作し、完成した作品から展示する
10月下旬
施設の予定に合わせて、制作、作品鑑賞、写真撮影などを組み合わせて楽しむ
現場でのポイント

ハロウィーン当日にすべてを実施する必要はありません。制作は事前レク、当日は作品鑑賞と写真撮影というように分けると、利用者様の負担と職員の準備負担を抑えられます。

制作レクを会場づくりにつなげる

施設の飾り付けをすべて職員だけで行うのではなく、制作レクで作った作品を会場装飾として活用すると、準備そのものを利用者様と一緒に楽しめます。

事前レクと会場装飾を兼ねる

吊り飾りで施設内に季節感を

吊り飾りは、利用者様が作った作品をつなげたり、並べたりして展示しやすく、共同制作にも向いています。

完成した作品は、食堂や共有スペース、写真撮影を行う場所などに飾ることで、少ない装飾でもハロウィーンらしい雰囲気を作れます。

細かな作業が難しい場合は、利用者様にはパーツを選ぶ、貼る位置を決める、完成作品を並べるなどの工程を担当していただく方法もあります。

高齢者施設で使えるハロウィーンの吊り飾り
ハロウィーンの吊り飾りを見る

会場全体ではなく、見せ場を決めて飾る

施設全体を飾り付けると、準備や片付けに多くの時間がかかります。レクを行う場所、利用者様が集まる場所、写真を撮る場所など、見せ場を絞って飾ると効率的です。

共有スペース

食堂やデイルームなど、利用者様が集まる場所へ作品をまとめて飾ります。制作後に皆さんで鑑賞しやすくなります。

写真撮影スペース

壁面やホワイトボードの一角に作品を集め、椅子に座ったまま撮影できる場所を作ると移動の負担を減らせます。

玄関・受付付近

利用者様の完成作品を展示すると、ご家族や来訪者との会話のきっかけにもなります。

安全面の確認

吊り飾りや装飾は、利用者様の顔や頭に触れない高さへ設置します。車いすや歩行器の移動を妨げないよう、通路、手すり、出入口付近への設置は避けましょう。床にコードや装飾品を置かないことも大切です。

当日は施設の予定に合わせて内容を選ぶ

ハロウィーンレクは、決まった流れで行う必要はありません。普段のレク時間、参加人数、職員体制、利用者様の状態に合わせ、実施しやすい内容を選びましょう。

制作を中心にする場合

作品づくりを行い、完成後に皆さんで鑑賞します。個人作品は居室に飾ったり、持ち帰り作品として活用したりできます。

会場装飾を中心にする場合

事前に制作した作品を利用者様と一緒に並べ、施設内の一角をハロウィーンらしく飾ります。

交流を中心にする場合

完成作品を紹介し合ったり、秋の食べ物や昔の行事について話したりしながら、写真撮影を楽しみます。

無理に内容を増やさない

制作、ゲーム、仮装、写真撮影、おやつをすべて行おうとすると、利用者様にも職員にも負担がかかります。その日の時間や職員体制に合わせて、制作と写真撮影など、実施しやすい内容を2つ程度選ぶ方法がおすすめです。

職員が事前に確認しておきたいこと

  • 参加予定人数と、個別に支援が必要な利用者様を確認する
  • 職員が事前に見本を作り、難しい工程と所要感を確認する
  • 材料を一人分ずつトレーや袋に分けておく
  • 細かな切り取りや穴あけなど、難しい準備を先に済ませる
  • 完成作品を置く場所、乾燥させる場所、展示場所を確保する
  • 写真撮影を行う場合は、施設のルールや同意状況を確認する
  • 終了後の片付け担当と、作品を持ち帰るか展示するかを決めておく

ハロウィーン以外の秋の制作レクも

お月見、コスモス、紅葉、秋の花、ちぎり絵など、9月から11月まで楽しめる制作レクリエーションもご紹介しています。施設の年間レク計画や、ハロウィーン以外の秋作品をお探しの際にお役立てください。

秋の制作レク特集を見る

日常のレクに少し季節感を加えることから

高齢者施設のハロウィーンレクでは、大がかりな仮装やイベントを行うことよりも、いつもの制作や施設装飾に秋らしい色やモチーフを加えることが大切です。

事前の制作レクを会場づくりにつなげ、当日は作品鑑賞や写真撮影など、施設で無理なく実施できる内容を選ぶことで、利用者様にも職員にも負担の少ない季節行事になります。

次のパートでは、ハロウィーン制作の具体的な進め方、利用者様の状態に合わせたサポート方法、個人制作と共同制作の取り入れ方をご紹介します。

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